カシミヤの基本的なお手入れ方法
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繊細でラグジュアリーで、やわらかいーー、これはカシミヤが愛される理由のごく一部。一度でもニットや手袋を使うと、その着心地の良さに誰もがたちまち虜になってしまうカシミヤを、より長く楽しむためにはしっかりした手入れも必要。そこで THE OUTNET はカシミヤに精通した5つの人気ブランド「エヌピール」「オータム カシミヤ」「ダフィー」「チンティ・アンド・パーカー」「シャルリ」のキーパーソンにカシミヤを長く楽しむための3ステップを聞いた。

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カシミヤの洗い方

【準備】 毛羽立ちや摩耗をふせぐために洋服を裏返すこと。

【基本の手洗い方法】 チンティ・アンド・パーカー創始者のアンナ・シンによると「カシミヤは人間の髪の毛と同じタンパク質でできているので、髪を洗うようにやさしく手洗いすることが大切です。洗う前に最低15分間はぬるま湯につけてください。軽く水を切ったら水に洗剤を溶かした桶に入れ、やさしく押し洗いしてください」。

【手洗い以外の洗い方】 エヌピールのスペシャリストによると「手洗いもおすすめですが洗濯機を使う方法もあります。ただし、水温30度以下の弱モードで洗ってください。水温が30度以上だとカシミヤは縮んでしまうので注意が必要です」。

【おすすめの洗剤と水温】 オータム カシミヤによると「冷たい水で洗うのがベストです。おすすめの洗剤は『WOOLITE』と『THE LAUNDRESS WOOL & CASHMERE SHAMPOO』。タブレットタイプの洗剤は避けたほうが無難です」。

カシミヤの乾かし方

【ステップ 1】 ダフィーによると「自然乾燥がベストです。バスタオルを2枚用意し、1枚の上に洗ったカシミヤアイテムを広げ、もう1枚を重ねます」。

【ステップ 2】 「バス タオルで挟んだカシミヤを上からギュっと押さえて水分を押し出します。一度で水気が切れないようなら何度か繰り返し押さえてください」。

シャルリによると「乾いたタオルの真ん中に洗ったカシミヤを置いて、くるくるとカシミヤごと巻いてロール状にし、上からやさしく押さえて水気を切りってもOKです。水気が切れたら、別の乾いたタオルの上に置いて自然に乾くのを待つのもおすすめです」。

【ステップ 3】 手でやさしく形を整えながらネットやタオルの上に広げて自然乾燥させる。形が崩れるので、絞ったりしないのがポイント。

【ステップ 4】 乾いたらカシミヤを裏返しにして、スチームアイロンか湿った当て布をしてアイロンをかける。アイロンの温度は一番低く設定し、常にアイロンを動かし続けることを忘れずに。

【注意】 絶対に乾燥機は使わないこと。ハンガーにかけたり、吊るすのは型崩れの原因になるので厳禁。

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カシミヤの保管方法

【保管場所】 ダフィーのおすすめは「ニット専用の通気性がある保管バッグに入れて保管するのがベストです。カシミヤは風通しの良い環境を好むのでナイロン製のバッグは避けましょう。カシミヤを保管するクローゼットやボックスは、風通しをよくしつつ埃がつかないようにしてください」。

【保管方法】 チンティ・アンド・パーカーのミス・シンによると「一番避けてほしいのは、カシミヤを汚れたまま放っておくことです。きれいなカシミヤなら、引き出しや保管ボックスにヒマラヤスギ製のボールと一緒に保管すれば大丈夫。カシミヤにつく虫はヒマラヤスギの匂いを嫌うので、虫除けに最適です。そして月に一度はカシミヤを取り出して軽く揺すってあげるのも長持ちさせる秘訣です」。

【虫食いの原因】 オータム カシミヤによると「汚れがあったり、着用後に放置されたカシミヤは虫がつきやすいです。というのも、カシミヤにつく虫は油分や食べ物のカスが大好物なんです。決してカシミヤが好きなわけではありません。ですから、きちんと洗濯されたきれいな状態で保管することが大事なのです」。