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お気に入りのアイテムの基本的な手洗いガイド

スタイリッシュな女性にとって、お気に入りのアイテムを長く楽しむことはファッションの悦びのひとつであり、環境にもやさしい洗練されたおしゃれのあり方のひとつ。アイテムを長持ちさせるために、洗い方はとても大切です。アイテムごとに正しい洗い方は異なりますが、いちばん服にとってやさしいのは手洗いです。特にウールやシルク、レース、シフォン、ベルベット、刺繍といったラグジュアリーな素材を使用したニット類や、ランジェリー、水着といったデリケートなアイテムは手洗いをすることで洗濯による縮みや色あせを避けることができます。そこで今回は基本的な手洗いの方法をご紹介します。

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服やランジェリーの手洗い方法

大切なのは下準備 

手洗いをスタートする前に、必ず洗濯桶や洗面ボウルといった水を張る容器をきれいに掃除しておきましょう。そうしないと、洗濯桶に残っている汚れや油分が洋服についてしまうことがあります。また、タグに書かれた洗濯表示で最適な水温や注意点などもチェックしましょう。

洗濯方法がわからない場合は素材を確認してください。ウールやシルクといったデリケートな素材やレースなど繊細な素材については、それぞれに適した洗剤を選びましょう。色落ちするので酵素や漂白剤、光沢剤が入っている洗剤は避けてください。

デリケートな服の多くは手洗いが可能ですが、プリーツをはじめ立体的なデザインは型崩れやダメージのリスクがあるのでドライクリーニングに出すのが賢明です。

事前に押さえておくべきポイント

・あらかじめ洗濯桶に最適な温度の水を張っておくこと。アイテムの上から水を注ぐと、繊維が伸びてしまう場合があります。

・デリケートな素材は水温に注意しましょう。最適な温度は洗濯表示で確認できます。間違った温度では縮んだり色落ちしたりする可能性が高くなってしまいます。

・服を水に浸す前に洗剤を投入し、完全に水に溶かしましょう。液体洗剤の方が早く溶けるので、すすぎ残しによる色あせやくすみを避けることができます。

・手洗いには手間も時間がかかりますが、似た色味で同じ素材のアイテムなら一緒に洗えるので時間を節約できます。美しく洗い上げるコツは1回の量を数点に抑えこと。洗濯桶がいっぱいになるほどたくさん洗うと、すすぎ残しなどが発生しやすくなります。

手洗いの手順

洗う前に服を裏返しにします。適温の水を張った洗濯桶に服をしっかりつけ込み、そのまま5分ほど放置します。色落ちを防ぐために、つけるのは長くても30分以内にしてください。

水につけた後は、水の中で洋服をやさしく揺らし洗いをします。ねじったりゴシゴシこすったりすると生地が伸びたりほつれたりする場合があるので、絶対に避けてください。揺らし洗いをしたら服を取り出し、洗濯桶の水を捨てます。

洗濯桶に新しく適温の水を張り、服を揺らしてすすぎます。洗剤の泡がなくなるまで同じ工程を繰り返してすすいでください。初めて手洗いするアイテムは色落ちしやすいです。特にシルクは染料が水に溶け出しやすいので注意しながら洗ってください。

手洗いしたアイテムの乾かし方

手洗いした服は乾かし方にも注意が必要です。服を絞ると生地が傷んでしまうので、やさしく押さえて水分を押し出しましょう。十分に水分が抜けきらない場合は、厚手の白いバスタオル(洋服への色移りを防ぐために白が基本)の上に、洋服が元の形になるように平置きし、タオルごとクルクルと丸めて余分な水分を吸い出してください。手洗いした服を乾燥機にかけるのは禁物です。ニットやカシミア製品は平置きで天日干しするのがおすすめです。素材によって適切な乾かし方が異なるので、洗濯タグをチェックしましょう。

ランジェリーの手洗い方法

ブラジャーも洗濯機で洗えば時間の節約にはなりますが、型崩れしてフィット感がなくなったり、素材が劣化したりする可能性があります。洗い方は服と同じですが、ブラジャーを水につけるのは15分以内にしましょう。この際、洗剤を溶かした水にブラジャー全体をしっかりつけるように注意してください。水から取り出した後は形を整え、平置きして乾かします。

ショーツは殺菌消毒することが大切です。色あせにつながる漂白剤や生地に大きなダメージを与える強い成分を含む洗剤を使わなくても、きちんと消毒する方法はあります。最も効果的なのは、肌にやさしい洗剤と洗濯用の殺菌剤か抗菌効果のある洗濯スプレーを併用することです。

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シャツの手洗い方法

シャツの襟と袖は汗や化粧、スキンケア製品の影響を受けて最も変色しやすいパーツです。手洗いの前に低刺激の染み抜き剤を塗っておくと、よりきれいに仕上がるでしょう。干す際には厚みがあるプラスチックハンガーを使うとシワが伸びやすく、形がきれいに保ちつつハンガーの錆などがシャツに移らないので安心です。

ウールやカシミヤの手洗い方法

ウールやカシミア製品も手洗いの方法は同じですが、デリケートな素材であることをお忘れなく。そこで、手洗いの際に気をつけたい3つのポイントをまとめました。

1) ウール専用の洗剤を用意しましょう。洗濯で繊維が傷むのを防いでくれるので安心です。

2) 温度の低い水でやさしく洗い、余計な刺激を与えないよう心がけましょう。縮んだり硬くなったりするリスクを最小限に抑えることができます。

3) 洗った後は湿気がこもらず空気が循環するような平らな場所 (表面がメッシュ素材になっているとベスト) の上で元の形になるように広げ、平置きした状態で乾かしましょう。

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水着の手洗い方法

水着を洗う際はスピードが命です。脱いだ後、すぐにきれいな水の中でできるだけ汚れを落としておきましょう。水着を脱いでタオルにくるんだままにしておくのは、水着に残っている水分が繊維を傷めるだけでなく、雑菌の増殖を促す恐れもあるので絶対に避けたい行為です。なるべく早いタイミングで水洗いしておくと伸縮性が保てる上に生地が伸びたり劣化したりすることも防げます。しっかり水洗いした後は、他のデリケートな服と同じ方法で手洗いし、ボディオイルなどの汚れもしっかりと落としてください。

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