Summer Occasionwear
CHER COULTER ON MASTERING THE ART OF DRESSING UP

夏はお呼ばれやイベントが目白押しのシーズン。結婚式でも、屋外でのバーベキューでも、サマーイベントの着こなしには迷うことも多いはず。そこで、THE OUTNETではセレブにも人気のスタイリスト、シェール・コールスターにファッション通ならではのパーティルック昇華のコツを指南してもらった。顧客リストにナタリー・エマニュエル、ロージー・ハンティントン・ホワイトリー、ケイト・ボスワースといったスターが名を連ねる彼女。失敗しらずのコーデ案から、今後のイベントでの着まわし術まで、お呼ばれルックの達人がスタイリングのヒントを紹介する。
テキスト:Jennifer Matthews
ファッション:Efe Igbinadolor
今シーズン、いくつかの結婚式に参列する予定がある場合、スーツを最大限に着まわすコツは?
「スーツはコーディネートの幅が広がる投資価値のあるアイテムです。差をつけるのは小物使い。だから、華やかな光沢を放つシューズと存在感たっぷりのハンドバッグをプラスして。小物には差し色を使うこともおすすめです。スーツジャケットを単体で着るなら、フローラル柄のティードレスとの相性が抜群。さらにシャープに仕上げるなら、同系色のオーバーサイズパンツとベストを合わせると、個性派スタイルが完成します」

着まわし力に優れたお呼ばれルックの定番といえばミディ丈ドレスですが、長く愛用できるブランドは?
「シーンレスに活躍するミディ丈ドレスなら、イチオシはChloé (クロエ)。堅苦しさがないのにエレガントなシルエットが魅力です。着やすい上にとびきりフェミニンなゴージャスルックなら、Preen by Thornton Bregazzi (プリーン バイ ソーントン ブレガッジ) がおすすめ。 Zimmermann (ジマーマン) をチョイスすれば、遊び心がのぞくチャーミングな装いが仕上がります」
カクテルパーティでのスタイリングのヒントは?
「着映えするドレスを選ぶこと。肩でもデコルテでも、自分の好きなところを強調してくれるスタイルを探してみてください。華やかなヘアクリップや大胆なピアス、存在感のあるベルトなど、小物で“遊び”をプラスすることも忘れずに。カクテルパーティでは歩いたり、踊ったり、立ち話をしたりと足に負担がかかるので、快適なキトゥンヒールのパンプスやミッドヒールのサンダルがおすすめです」

カジュアルシーンから特別なイベントまで、マキシワンピースを着まわすコツは?
「カジュアルな場面では、70年代風のシューズを合わせると快適でこなれ感のある着こなしに仕上がります。夜のフォーマルイベントでは、装飾付きのシューズで足元に変化をつけて。カジュアルシーンではレザーベルト、ドレッシーな場面ではメタルベルトでアクセントを効かせても。バッグは、デイタイムには大きめ、夜のイベントには明るいカラーのミニバッグがおすすめです」
今後のパーティでロングドレスを着まわすなら、スタイリスト目線での提案は?
「まずは、色々な小物を合わせてみること。ブラックのロングドレスなら、クリスタル付きのピアスや重厚感のあるネックレスをプラスすると雰囲気が変わります。たとえば、Rosantica (ロザンティカ) のアクセサリーはグラマラスでパーティにぴったり。別のシーンでは、オーバーサイズのタキシードブレザーやフリンジ付きのクロップドジャケットを羽織ってリメイクすると、バランスの取れた着こなしが仕上がります。足元にもこだわって。シーンや気分に合わせて上品な定番スタイルや華やかな装飾付きのシューズをチョイスすれば、綺麗にまとまります」